正しい歩き方で歩こう

 尿失禁を考えるとき、思いがけない日常の動作がその原因になっていることがあります。 たとえば歩き方。健康は足から、という言葉もあるように、人間の健康はまさに足によって支えられています。

 人間を含めて、動物の身体で一番早く老化現象がおきるのが足だといわれています。日常の中で足を使ったり歩く習慣のない人ほど、 年をとってから寝たきりになりやすいともいわれています。積極的に歩こうとしない人の大多数は、歩くと足が疲れるといいますが、 これは正しく歩けていないことが原因。姿勢を但し、下半身の筋肉を正しく使って美しく歩くよう心がけることが、骨盤底をきたえ、 尿もれ・尿失禁をふせぐ一つの方法となりえます。

悪い歩き方         良い歩き方

歩幅が狭いと蹴る力も弱くなる      充分な歩幅が重要

▲下半身の筋肉をしっかり使えば、血液やリンパの流れもよくなり足もほっそりしてきます。

膝を曲げるとダメな歩き方         膝を曲げないのが正しい歩き方

膝を曲げて歩くと×     膝を曲げないのが正しい歩き方

▲下半身の一部の筋肉しか使っていない悪い歩き方は、体重の負担がアンバランスになって下半身の変形を招きます。

歩幅が狭い歩き方         正しい歩幅

歩幅が狭いくても広すぎても歩き方が美しくありません。

▲歩幅を正しくすると自然に指に体重がのり、足の運び方がスムーズにいきます。

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