閉経時期の尿失禁
若い時期に妊娠や出産によっておこる尿もれには一過性のものが多く、 深刻に悩むまえに終わっていたという方も多いかもしれません。
しかしながらそれから大分たって、 閉経をむかえる頃あたりから再び尿もれに悩む方が増えてきています。 この時期におこってくる尿もれは出産の前後のものに比べると自然に治っていくようなことはなく、 さらには頻尿や残尿感などの排尿障害を伴うこともあります。
これらの尿もれの原因は、若いころに経験したそれよりは複雑な原因によっておこるようです。 例えば、妊娠出産による骨盤底損傷、加齢による筋肉の衰えと骨盤底のゆるみ、 閉経による女性ホルモンの分泌の低下によって尿道の具合が悪くなった…等原因が複雑に絡み合っています。