尿失禁と骨盤底の関係
個人差の大きい骨盤底の筋肉
尿失禁と骨盤底には非常に深い関係があります。
健康な女性であれば、たとえば走ったり、せきやくしゃみをしたりして、突然おなかに力をいれたとしても、 尿がもれるということはありません。というのもおなかに力を入れたとしても、 骨盤底が反射的にギュッとしまって内臓が下がらないように支えているからです。
このように骨盤底の筋肉は、日常のよくある動作で腹圧がかかったときに反射的に収縮しているのです。
自分で意識して動かすことも当然できます。ところが実はこの骨盤底の筋肉の動きには、非常に個人差も大きく、 女性の10人に1人の割合でこの動きができなかったり、 または骨盤底をギュッと縮める動作とゆるめておしっこを出す動作を間違えてしまう女性がいらっしゃるのだそうです。